3Dアトリエ S Ver.3 アップデートファイル 4b
このファイルには差分情報しか含まれていないため、予め 3D Atelier Ver.3.5 IT がインストールされていない環境では使用することができません。
今回のアップデートの内容
モデラー ( Ver.3 → Ver.3.02 )
- RivaTNTなど、設定可能なZバッファーの深さが 2通り以上あるビデオカードで HAL にならない問題を修正。
- HALの場合、オブジェクト移動などの際のワイヤーフレーム表示(黒い線)が極端に遅くなる場合がある問題を修正。
- [システム>各種設定>その他>Direct3D HALを使う]で HALを使うかどうかの設定を可能にした。HALを使う設定にして一旦終了した後、再び起動することができなくなった場合、レジストリの
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Micronet\3D Atelier\Modeler
を削除すると、HALを使わずに起動します。(初期設定ではHALを使わないようになっています。)
- [システム>各種設定>その他>マウス操作]で[クリック、ドラッグ、ドロップ]を選択した場合、自由領域選択ができない問題を修正。
- バッファの最大サイズ近くまで面を選択した状態で特定の操作を行うと、プログラムがハングする場合がある問題を修正。
- 複数のエディットスクリーンを使用している場合、選択状態の変更がカレントスクリーン以外にも直ちに反映されるよう修正。
データコンバーター ( Ver.3 → Ver.3.02 )
- VRML2.0の入力を改善。
- TrueSpaceのCOBフォーマットデータが正常にコンバートされなかった問題を修正。
- 3DA Rev.3フォーマットのファイルをコンバートする際、オブジェクト名、アトリビュート名に余計な文字が入る場合がある問題を修正。
マージモーフプロジェクトメーカー ( Ver.1.0 ※バージョン同じ)
- コントロールパネルが正常に操作できない問題を修正。
モーションエディター ( Ver.3.0 → Ver.3.03 )
- トラックエディターで、[自動再描画]をチェックすると、次にトラックエディターを開こうとするとプログラムが強制終了する問題を修正。
- プロパティウインドウで[回転コピー]を行って貼付けると、HとPが入れ替わってしまう問題を修正。
- 起動時に別のウインドウがフォーカスを持っている場合、エディットスクリーンの初期化が正常に行われない問題を修正。
- MMIファイルのサイズを削減。
- 視点位置と投影方法をMSQファイルに保存するようにした。
- オブジェクトリストが変更され、オブジェクトの種類が一目で理解できるようになるとともに、表示、非表示が直接設定できるようになった。
- フレームコントロールパネルのコントロールボタンに、 [ひとつ前のフレーム]、[次のフレーム]が加わり、位置もスライダーバー右端に移動した。
- DirectX形式でのアニメーションの保存が可能になった。
- カメラ1から3の視点が、キーボードショートカットで選択できるようになった。(初期設定ではAlt+1〜3)
- [設定>詳細オプション]で[ハードウエアアクセラレーションを使う]、 [オブジェクトの移動中はボックス表示にする]というオプションが選択できるようになった。ただし、ビデオカードの種類、VRAMの容量によっては、ハードウエアアクセラレーションが有効にならない場合もあります。また、VRAMの容量と使用するテクスチャーの関係で、ハードウエアアクセラレーションを有効にすると、全てのテクスチャーが表示されない場合は、無効にしてください。
- ボーンの表示が、これまでの三角形から菱形に変更され、ピボット位置などがより分かり易くなった。
- マウスまたはキーボードによって視点を素早く変更すると、プログラムがハングする場合がある問題を修正。
- エディットスクリーンのサイズ変更後の再描画処理に時間がかかり過ぎる問題を修正。
- 親子関係を編集するとプログラムがハングする場合がある問題を修正。
- レンダリング中に表示される[シーンフレーム]ダイアログボックスをモードレス化し、モーションエディターの最小化ができるようになった。
- ピボットを表示する設定にしても表示されない問題を修正。
- カレントオブジェクトを表すバウンディングボックスが表示されない問題を修正。
- プレビューを作成すると、常に全スクリーンサイズのイメージになる問題を修正。
- 頂点アトリビュートの数が100以上のオブジェクトに対してボーンを設定しようとするとプログラムがハングする問題を修正。
- メタモーフプラグインを使用した場合、開始フレームまたは終了フレームでエラーが発生する場合がある問題を修正。
SSE ( Ver.1.00 → Ver.1.00b )
- [ファイル>モデルデータの差し替え]で3DAファイルが表示されない問題を修正。
レイ・マジック(レンダリングエンジン)
- ポイントライトを挟む2つの物体の影の関係などポジショナルライトの影が正しく出る様に修正。
- 16色ビットマップが正常にレンダリングされない問題を修正。
マニュアル補遺
- モーションエディターのプロパティウインドウ上で右クリックすると編集メニューが開きます。
- 項目上では、[移動コピー]、[回転コピー]、[拡大縮小コピー]、 [ピボットコピー]、[位置()コピー]、[角度()コピー]、[拡大率()コピー]、 [ピボット()コピー]、[詳細設定コピー]およびそれらの貼付けからなる専用メニューが、設定値上では通常のテキスト編集メニューが開き、設定を他のオブジェクトに簡単にコピーすることができます。
- なお詳細設定コピーとは、移動、回転、拡大縮小、ピボットの全てをコピーすることを意味します。
- これらの設定の内、コピー、貼付けの対象になるオブジェクトが持っていないものは無視されます。
アップデートの方法
- 3Dアトリエ,SSE,モーションエディタが起動している場合、終了してください。
- 適当なフォルダ(「temp」など)を作成します。
ページ下にあるリンクをダブルクリックし、作成したフォルダに「35s4.exe」をダウンロードします。
- このインストーラーにはアップデートされた差分ファイルしか含まれていないため、予め3D Atelierがインストールされていない環境では使用することができません。
- 「35s4.exe」を、3Dアトリエをインストールしたフォルダの下の “programs”フォルダにコピーしてから実行します。
- ※ダウンロード,及びファイルの解凍の為に最初にお作りになったフォルダ(「temp」など)は、削除なさって構いません。
※ 差分ファイルの作成には、T.Nakagawa 氏の「WDiff Ver.1.10」を使用しています。
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